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上演委員会UMP TEMP 第1回公演
茜色の詩想劇・三部作 第一弾
恐るべき子供たち
−新たな世界−
劇作:加蘭京子
構成・演出:長谷トオル
<UMP TEMP=運否天賦>。運を天にまかせ、なるようになるさと思っていたら、気が付けば一人一人が光源となり、この作品を照らし出していた...
ジャン・コクトーの「恐るべき子供たち」を原作に、UMP TEMPが創り出す−新たな世界−。それは聖地を犯すかのごとく繊細に儚げに、逃れることのできない「今」を映し出す。 |
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第1回公演詳細
おお、子供っぽい連中よ。
一番大事な事柄を 忘れないうちに言うならば
わたしたちはあらゆるところで
見たくもない 宿命の梯子段の てっぺんから下まで
一面に広がる 永遠不滅の罪業の
退屈きわまる光景を 見たのであった。
ボードレール 「Le Voyage」より
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両親を亡くし裕福な叔父に育てられた純朴な青年「純平」。
彼はいつまでもつきまとう記憶の欠片を自ら繋ぎ合わせ、「閉ざされた世界」を生み出す。 それは、ある時は死の臭いがする病院のような部屋であり、またある時は、光が乱反射する水底のようであり、そしてあどけない者たちを幻惑する奇妙なギャラリーであったりした。やがて純平は、繭の中の蛹を食う蜂だと自らを命名する。 世界は一瞬にして巨大な繭の内なる世界へと変わり、物語は逃れられない悲劇へと歩みだす... |
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及川純(GUCCI&BOCCI) 金澤 佑太 篠木 幸寿 田中 明子 永井 日美子 吉野 翼
ゲスト出演:新井 純(元・黒テント) |
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公演日程:全5回公演(2005年5月20日〜22日)
会場:王子小劇場
第1回公演 アンケートから抜粋
・「私も昔は、子供で、はげしく心の世界にさまよっていたのを思い出した。」
・「少なくとも、いわゆる若手演劇、小劇場演劇の粋は越えているように感じた。」
・「独特の世界観、触ると壊れてしまう...そんな緊張感。」
・「とにかく終始不思議な感覚に包まれました。」 |
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