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上演委員会UMP TEMP 第3回公演
茜色の詩想劇・三部作 第二弾
アンチンキヨヒメ
-求めむと思し願ひて-
作:加蘭京子
構成・演出:長谷トオル
今は振り返るまでもなく。とどまるところをしらぬトキは流れ落ちていく。
千年以上も語り継がれ、歌舞伎や能としても描かれる日本の古典、安珍清姫伝をベースに、Ump Tempが紡ぎ出す、全く新しい男と女の物語。
今、人々が忘れつつある、真の「関係」の詩想劇を。
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第3回公演詳細
流れ行くトキの中、我が無力さに
頬を一筋伝うモノあり
とどまるところを知らず
あふれゆくモノは
いつしか河を創り
トキがくれば、消えてなくなる
失うトキは、一瞬のうち
取り返すコトすら、適うコトなし |
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時間と歴史の交錯する廃屋のような洋館で、大雨の中、女は鐘突堂の屋根の下に佇む男を見た…。
男は言う「傘を返しに来ました…」
女は言う「あなたは…誰?」
さらに男は言う「雨が止むまで。それまで雨宿りをさせてください。」
男が見たモノは…地下室に住む蛇のような女…降り止まぬ雨…音をたて落ちる椿の花…
女が見たモノは…雨水を呑んでうなりだした川…海の果ての補陀洛…縋るように信じた約束…
そして物語は徐々にゆっくりと交わり、重なってゆく…。 |
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蜂谷 眞未(ウィズアーツ) 吉野 翼 篠木幸 寿(アクターズエージェンシー)谷 修 及川 純(GUCCI&BOCCI)
渡辺 耕作 下村 康太 川島 めぐみ(壺会) |
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音響:志水 れいこ 照明:楠 真央 舞台美術:照井 旅詩 宣伝美術:五十嵐 道子 KenYoshino
小道具:斎藤 渓 青木 文恵 衣装:竹本 さよ子 新井 純 衣装美術アシスト:加藤 愛幸 河岸 舞
映像:中村 昌利 瀧澤 将師 古畑 愛美 演奏:小田 晃生(Co-rchestra) 野村 卓史 舞台監督:ヨマワリ設計
制作:吉野 翼 松田 丈史 企画:AwkwardShop
協力:たかよし(high luck) 村上 啓太 菊池 豪(マシンガンデニーロ) 壺会 新井 純 |
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第3回公演 アンケートから抜粋
・「とても「空気」というか、「気配」のようなものを美しく表現されているなと思いました。」
・「川の音、雨の音、物語に引き込むまれるよう心に響いた。」
・「何とも深い内容でしたが、とても面白かったです。」
・「よく知られた題材と現代のオムニバス、どうちりばめて展開されるのかと思いましたが、階段と古い布のパッチワークと滝の水を思わせる中で、音楽も効果的でした。」
・「人の演技から沸き起こる鳥肌は初めてな体験でした。」
・「舞台上で生きてないと死ねないと思いました。すごい!」
・「別れってこんなにぶしつけなものなのか」と言うセリフに、ああこれは関係性の芝居なんだと思いました。つながりが物語を生むのですね。」 |
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