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上演委員会UMP TEMP 第4回公演
豚の尻尾
-金色の血をもつ一族の物語-
原作:G・ガルシア=マルケス「百年の孤独」
構成・演出:長谷 トオル
劇作:加蘭 京子 五十嵐 道子 斎藤 渓 中村 昌利
「マコンド」という町に生まれ、消えていった、ブエンディア一族。
彼らは、永遠に回転しつづけるゼンマイの踊り子人形のように、繰り返し、マコンドの熱い奇妙な風にさらされていた、
しかし、しだいに回転軸が摩滅し、〈百年の孤独〉と〈予言〉に侵された家系は世界から消滅して逝く…。
世界的名著と知られると同時に、戯曲化不可能と言われた、G・ガルシア=マルケス「百年の孤独」に、
4人の若手作家とUMP TEMPが挑んだ意欲作。 |
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第4回公演詳細
百年の時は淋しげに語る
町と共に生きたヒトびとを
ジプシーは儚げに歌う
彼らが内に受け継がれしモノを
厚き風は厳かに運ぶ
始まり終わる事の意味を
我々は哀しげに笑う
全ての物語の終焉を |
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物語はすべからく終わる。
打ち破られたドアの跡。開かない窓。歪んだクロックルーム、砂に埋もれた本棚と風化した百科事典。
埃にまみれた化粧台。廃墟のようにも見える、静寂に支配された部屋。
少年のようにハンモックを揺らしながら微睡んでいる男と、
熱き風と共に現れた長いマントの男が出会う所から、物語は全ての終わりへ向かって始まった。
「最初のものは木にくくられ、最後のものは蟻に貪られるコトとなる」
マントの男が残した言葉と共に、風が吹き荒れ、
男は繁栄と没落を繰り返す、孤独な一族の記憶の中へと旅立っていくこととなる。 |
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谷 修 蜂谷 眞未(ウィズアーツ) 吉野 翼 土田 有希(Stepsエンターティメント)
篠木 幸寿(アクターズ・エージェンシー) 山本 真里(THE 浪漫興行) 菊池 豪(マシンガンデニーロ)
渡部 愛(IQ5000 ) 朝田 博之(IQ5000 ) 薬師寺 尚子(サルとピストル) |
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照明プラン:望月肇 照明アシスタント:楠真央 音響プラン:塚田浩太 衣装プラン:竹本さよ子
衣装アシスタント:増尾都奈子 小谷沙智 舞台プラン:三苫歩 斎藤渓 美術アシスタント:照井旅詩 青木文恵
美術協力:高居長広 記録映像:酒井光 奈良翔太郎 宣伝美術:佐藤壮生 写真撮影:小野寺啓
パンフレット:村上啓太 舞台監督:山内健太郎 協力:演劇空間 新井純 |
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第4回公演 アンケートから抜粋
・「複雑な構造の壮大な物語を、興味深く舞台化し、マルケスの神話的特徴を味あわせてくれた。」
・「小説を読んで頭の中に浮かんでくるシーンが目の前に現れてくる様な...そんな感じでした。」
・「なかなか狂気的な物語でしたが、面白かったです。」
・「みんな孤独なのだなと思いました。」
・「予想以上の世界観のある舞台で、10回くらい全身に電撃が走りました!」
・「ここの芝居は、ストーリーが複雑だったりするけれど、人間の心に渦巻くものをドーンと見せてくれるから好き。」 |
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